花を贈ろうとしたとき、「何かタブーがあるんじゃ……」と不安になること、ありませんか。ネットで調べると「あれもダメ、これもダメ」と出てきて、逆に怖くなる。
実際には、本気で避けるべきNGと、現代ではそこまで気にしなくていいものがあります。この記事では両方をまとめて整理したので、「ここだけ押さえればOK」というラインを掴んでください。
これは本気で避けたほうがいいNGリスト
まず、実際にトラブルになりやすいものから。
お見舞いに鉢植え。これはけっこう知られているけど、「根付く=寝付く(病気が長引く)」という語呂合わせで縁起が悪いとされています。年配の方ほど気にする人が多い。切り花のアレンジメントか花束にしておくのが無難です。
お見舞いにユリやシクラメン。ユリは花粉が飛んで病室を汚すし、香りが強くて同室の患者さんに迷惑がかかることも。シクラメンは「死」「苦」の語呂。お見舞いには避けましょう。
弔事以外で白い菊だけの花束。菊=仏花のイメージが強いので、お祝いの席で白い菊メインの花を贈ると「お葬式?」となりかねない。洋菊やスプレーマムはお祝いにも使うけど、白い和菊は避けたほうが安全。
母の日に白いカーネーション。白いカーネーションは「亡くなった母に贈る花」とされています。お母さんが健在なら、赤やピンクを選びましょう。花屋もわかっているので、「母の日用で」と言えば白を入れることはまずないけれど、自分で選ぶときは注意。
花の本数にもタブーがある
4本と9本。理由は言うまでもなく「死」と「苦」の語呂合わせ。特に年配の方への贈り物ではしっかり避けるべき。13本も海外では不吉とされるけど、日本ではそこまで気にする人は少ない印象。
逆に、弔事で偶数本はNG。偶数は「割り切れる=縁が切れる」という考え方。お悔やみの花は奇数本にするのが基本です。ただし花束を注文するとき「何本で」と指定しなければ、花屋が適切に調整してくれるのであまり心配しなくてOK。
「お悔やみ用のアレンジメントで、予算5,000円くらいでお願いします」——本数を自分で指定しなければ、花屋がちゃんと配慮してくれます
「実はそこまで気にしなくていい」もの
ネット上では「これもNG」「あれもNG」と書かれているけど、現代ではそこまで気にされないものもあります。
赤いバラを目上の人に贈る。「情熱的すぎて失礼」という説があるけど、花束の中に赤いバラが数本入っている程度なら問題なし。赤いバラ100本を上司に贈ったらさすがに引かれるけど、それはNGというよりTPOの問題。
椿を贈ること。「花がポトリと落ちる=首が落ちる」で武士が嫌ったという話は有名だけど、現代で椿をもらって不快に思う人はかなり少数派。茶道をやっている人なら椿は大好きなはず。
花言葉を気にしすぎること。黄色いバラの花言葉は「嫉妬」だけど、黄色いバラをもらって「嫉妬されてる!」と思う人はほぼいません。花言葉は贈る側が気にしすぎるもの。もらう側はそんなに知らないし、調べもしない場合がほとんど。
結婚祝い・新築祝いで気をつけたいこと
結婚祝いでシクラメン(「死」「苦」)は避ける。これは語呂合わせ系のNGだけど、結婚という人生の節目だけに、念のため避けておくのが賢明。
新築祝いに赤い花だけの花束。赤=火事を連想させるという説。これもそこまで厳密ではないけど、新築祝いなら白やグリーン系でまとめたほうが無難かも。花屋に「新築祝い用です」と伝えれば、こういう配慮もしてくれます。
「新築祝いで、明るい感じの花をお願いしたいです。予算は5,000円くらいで」——用途を伝えれば、花屋がNGを避けてくれるので安心
不安なら花屋に任せるのが最強の回避策
ここまで読んで「覚えられない……」と思ったかもしれません。安心してください。実は一番確実な方法がある。
花屋で用途を伝えること。これだけ。
「お見舞い用です」と言えば鉢植えは出てこないし、「母の日用です」と言えば白いカーネーションは入らない。花屋は毎日こういう注文を受けているプロなので、NGは全部頭に入っています。
花屋に行くのが初めてで不安な人は、入店から受け取りまでの流れをまとめた記事もあるので、そちらも読んでみてください。
予算を決めたら、 計算ツール で税込・税抜の換算をしておくと、花屋で慌てずに済みます。