結論: 外国人への花は国別の数字・色のタブー回避が最優先。中国は4と白NG、フランスは菊NG、ロシアは偶数NG、韓国は香りの強い花NG。贈る相手の国を確認し、予算3,000〜10,000円で選ぶ。
日本に住んでいる外国人の友人の誕生日や、仕事でお世話になった海外出身のパートナーへの贈り物。
「とりあえず綺麗な花を」と選ぼうとして、ふと「これって相手の国で変な意味があったりしないかな?」と不安になったことはありませんか。
ぶっちゃけ、その直感は正しいです。
日本では「清楚で素敵」とされる白い花が、ある国では「お葬式専用」だったり、日本では「情熱的」な赤いバラが、ある国では「重すぎる愛の告白」になったりします。
せっかくの外国人に花をプレゼントする機会。
文化の違いをさらっとクリアして、心から喜んでもらうためのコツをまとめました。
数字のタブーは意外と根深い
まずは「数」の話。日本では「4(死)」や「9(苦)」を避けるのが一般的ですが、海外ではもっとシビアなルールがある国も多いです。
特にロシアや東欧諸国の人に贈るなら、本数は絶対に「奇数」にしてください。
ロシアでは、偶数の花束はお葬式や供養のためのもの。お祝いに偶数の花を贈るのは、ぶっちゃけ最大級の失礼にあたります。
逆に、中国では「偶数」が好まれる傾向にあります。
「良いことは重なる」という考え方があるからです。ただし、数字の「4」は日本と同じく死を連想させるのでNG。「6(順調)」や「8(発展)」、「9(久:永遠)」にちなんだ本数を選ぶと、かなり喜ばれます。
「何本贈ればいいかわからない」という時は、予算から逆算するのもアリです。
計算ツール を使えば、3,000円や5,000円でどれくらいのボリュームになるかパッとわかります。
「色」で台無しにしないための知識
色は見た目の第一印象を決めますが、国によっては特定の感情や儀式と強く結びついています。
フランスやドイツでは「黄色」に注意
ヨーロッパ、特にフランスやドイツで黄色の花(特にバラ)を贈るのは、少し慎重になったほうがいいかもしれません。
黄色は「嫉妬」や「裏切り」「不誠実」の象徴とされることがあるからです。
「あなたが浮気しているのを知っている」なんていう、とんでもない誤解を生むリスクがゼロではありません。
友人へのプレゼントなら、ピンクやオレンジなど、明るくてポジティブな色を選んでおけば間違いありません。
中国や東南アジアでは「白」を避ける
日本では白いユリやトルコキキョウを混ぜたアレンジメントは上品で人気ですが、中国や韓国、ベトナムなどでは「白」はお葬式の色。
真っ白な花束をプレゼントすると、相手はギョッとしてしまうかも。
お祝いなら、とにかく「赤」や「金(黄色に近いオレンジなど)」をベースにするのが正解。
赤は「魔除け」や「幸運」を意味するので、外国人へのプレゼントとしても非常に安定感があります。
国別:これだけは押さえておきたいNGリスト
具体的な国ごとに、避けるべき花や喜ばれるポイントを見ていきましょう。
フランス
- NG:黄色いバラ、キク
キク(マム)は日本だとおしゃれな品種も多いですが、フランスではお墓に供える花。
誕生日や記念日に贈ると「え、私死ぬの?」と思われかねません。
ロシア
- NG:偶数の本数、黄色い花
黄色は「別れ」や「不実」を意味するとされています。
赤やピンクのバラを、3本、5本、7本……と奇数で束ねてもらうのが鉄板です。
年齢の数だけバラを贈る|本数別の予算と見た目のボリューム を参考にしつつ、もし偶数になりそうなら1本減らすか増やすかして調整しましょう。
中国
- NG:白、青、黒っぽい色のラッピング
花そのものだけでなく、包装紙の色にも気を使ってください。
白や紺色のラッピングは避けて、赤やピンク、ゴールド系で華やかにまとめるのがコツ。
ちなみに、ヒマワリは「向上心」や「明るい未来」を感じさせるので、ビジネスシーンでの贈り物としてもわりと好まれます。
韓国
- 好まれるもの:とにかく見栄え!ボリューミーな花束
韓国は日本以上に「写真映え」を重視する文化があります。
小さくて繊細なものよりは、バラやダリア、ガーベラをどっさり使った、SNSで見映えのする大きな花束が人気。
最近ではくすみカラーの「韓国っぽ」なスタイルも流行っていますが、基本的にはパッと目を引く華やかさが喜ばれます。
予算3,000〜10,000円で何ができる?
外国人へのプレゼントとして花を贈る際、予算によってできることが変わってきます。
- 3,000〜4,000円
ちょっとしたお礼や、友人へのカジュアルな誕生日に。
バラ3本にかすみ草を添えたミニブーケや、季節のガーベラを中心にした小さめのアレンジメントが作れます。
10代の友人なら、 10代の誕生日に花を贈る|重くならない選び方とサプライズ演出 にあるような、重すぎない軽やかなスタイルもおすすめです。
- 5,000〜7,000円
これくらい出すと、花屋さんの店頭でも「お、豪華だな」というサイズ感になります。
ユリやダリアなど、一輪が大きな花をメインに据えることができるので、見栄えを重視する文化圏の人にも自信を持って渡せます。
- 10,000円〜
特別な記念日や、送別会などで。
大きな花束や、手入れが楽なバスケットアレンジメントが可能です。
海外の方はホームパーティーを開くことも多いので、そのまま飾れるアレンジメントは、ぶっちゃけかなり重宝されます。
パーティーに持参するなら、 子どもの誕生日に花を添える|パーティーを華やかにする飾り方 の視点も、デコレーションの参考になるはず。
花屋の店頭でさらっと伝えるフレーズ
文化の違いを全部自分でコントロールするのは大変。
そんな時は、花屋さんのプロの知識を借りましょう。
正直なところ、花屋さんも「あ、その国ならこれは避けたほうがいいですね」という知識を持っていることが多いです。
フランス人の友人の誕生日に贈ります。
予算は5,000円で、黄色いバラとキクは避けて、華やかなピンク系でまとめてもらえますか?
これだけでOK。
「フランス人」という情報を出すことで、店員さんも「じゃあラッピングはシックな感じがいいかな」とか「香りの強い花を入れてみようか」と、その国の人に好まれそうな提案をしてくれます。
ちなみに、アメリカやイギリスなど英語圏の方は、あまり細かいタブーを気にしない人が多いです。
それよりも「相手の好きな色」や「季節感」を重視して、バラやチューリップ、ひまわりなど、パッと見てわかりやすい花を選ぶのがコツ。
迷ったら「日本の季節の花」を贈る
どうしてもNGが怖くて選べない……という時の裏ワザがあります。
それは「今、日本で一番綺麗な季節の花です」と伝えて贈ること。
「日本の文化では、今の時期はこの花を贈るのが一番素敵だとされているんだ」というストーリーがあれば、多少の色のタブーは上書きされます。
例えば、春なら桜(啓翁桜など)やチューリップ、秋ならコスモスや実のついた枝物。
外国人にとって、日本からのプレゼントに「日本らしさ」や「四季」を感じられるのは、何よりの贅沢。
マナーを気にするのも大切ですが、一番の目的は相手を喜ばせることです。
「あなたの国ではどうかわからないけれど、日本ではこの花がとても人気なんだよ」
そんな一言を添えるだけで、文化の壁はひょいと飛び越えられます。
自信を持って花屋へ行こう
外国人に花をプレゼントするのは、少しハードルが高く感じるかもしれません。
でも、ここまで読んだあなたなら、致命的な失敗はもうしないはず。
- ロシアや東欧なら奇数。
- 中国やフランスならキクと白に注意。
- ヨーロッパでの黄色いバラは慎重に。
これだけ頭の片隅に置いておけば大丈夫。
あとは、あなたが「綺麗だな」と思った直感を信じて選んでみてください。
言葉が完璧に通じなくても、花の美しさは万国共通。
あなたの優しい気遣いは、きっと花と一緒に相手の心に届きます。